患者さまへ For patients
よくあるご質問
- 特に大きな病気をしたことありませんが、帝京大学ちば総合医療センターでのお産は可能でしょうか?
- はい、当院では伝統的にリスクの少ない(いわゆる正常妊娠)の方まで幅広くより安全に分娩をしていただいております。気軽に電話にてご連絡ください、スタッフ一同お待ちしております。
(TEL:0436-62-1211) - 妊娠検査薬で陽性が出ました。どうしたらいいでしょうか?
- 妊娠の中には正常妊娠だけでなく、流産や異所性妊娠(子宮外妊娠)、胞状奇胎などの命に関わる病気が紛れていることがあります。早めに連絡していただき、お身体の状態を確認させてください。
- 紹介状がないと受診はできないでしょうか?
- いいえ、紹介状がなくても当院は受診していただくことは可能です。詳細は気軽に電話にてご連絡をください。
- 妊娠中の検査で他の病気が見つかりました、どのように対応すればいいでしょうか?
- 持病をお持ちの方だけでなく、妊娠中に新たなご病気が見つかる方も少なからずいらっしゃいます。当院は18の診療科を兼ね備えた大学病院であり、合併症が見つかった際は早急に該当科の専門医師と連携を取り妊娠・分娩の管理を行っております。
- 調べてみたら高齢妊娠に当てはまりそうです、無事に出産はできるでしょうか?
- 確かに高齢妊娠・出産になると合併症や妊娠・分娩中のトラブルも増える傾向がございます。
当院では高齢妊娠に該当する方でも厳重な妊娠・分娩管理を行い、沢山の方に安全に分娩をしていただいております。気になる事がありましたら是非お尋ねしてください。 - 里帰り分娩をしたいと思っていますが、いつまでに受診すればいいでしょうか?
- 原則妊娠34週までに当院を受診していただければと思います。逆子や、その他の帝王切開での分娩が決まっている方は妊娠32週までに来院してください。分からないことがありましたら外来へ連絡してください。
- 大学病院では帝王切開が多い印象がありますが、どのような場合に帝王切開になりますか?
- 当院では安全な管理のもと、可能な限り経膣分娩を目指しています。しかし、赤ちゃんが苦しいサインを出した時や分娩が停止してしまった時など、経膣分娩が難しい場合は迅速に帝王切開に移行させていただいております。当院の帝王切開率は40%前後です。帝王切開時には麻酔科を含めた厳重な管理のもと安全に分娩をしていただいております。
- 妊婦健診のスクリーニング検査とはどのようなものですが?
- 胎児スクリーニング検査とは、通常の超音波検査よりも詳しく胎児の状態を調べる検査です。当院では、超音波で赤ちゃんを評価しやすい妊娠26週前後で行います。
それぞれのパーツ(頭部、顔面、頚部、胸部、腹部、骨盤、四肢、脊椎、臍帯、胎盤など)を一通りチェックし問題ないかを検索します。しかし、超音波検査には限界があり、すべての異常を見つけることはできません。形態的ではない異常(知的障害、視覚障害、聴覚障害など)や、小さくて超音波ではわからなかった形態異常、は見つけることはできません。また、胎児の位置や母体の肥満、羊水量などもスクリーニング検査に影響します。胎児の疾患によっては出生後すぐに治療が必要な疾患もあるため、産科、新生児科、小児外科、小児心臓外科など専門科同士の連携が大切になります。そのため、高度医療を提供できる病院に紹介することになります。 - 過期産になりそうになったらどうなるのでしょうか?
- 妊娠37週0日〜41週6日の間に分娩することを正期産といいます。それ以降の妊娠42週0日を過ぎてからの出産は「過期産」と言います。過期産は、分娩予定日を2週間以上過ぎての出産になるため、羊水過少や胎便吸引症候群、巨大児、胎盤機能の低下など、胎児に危険が起こる可能性が高くなります。そのため、妊娠42週に入る前に誘発分娩を行います。誘発分娩とは、頸管拡張(子宮の出口を広げる処置)を行い、子宮収縮剤(陣痛を促す点滴剤)を投与し、出産にする方法です。