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当院の産科の特徴

当院では安全を追求した分娩・出産を目指しています。

超音波検査による胎児スクリーニング

妊娠・分娩ではどんなに順調な経過をたどっても、全体の3-5%の新生児に何らかの先天的な異常を認めると言われています。妊娠中に診断困難な疾患は多数報告されておりますが、当院では妊婦検診中に胎児の全身スクリーニングを行っており、可能な限りリスクの抽出をするよう心がけております。また小児科との連携により、お腹の中にいる時から徹底した安全管理を行っております。(必要な場合には羊水検査などの出生前診断も行います。)

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分娩管理

  • 分娩・出産時には助産師による1:1のきめ細かいコミュニケーションを行っています。分娩中は多くの不安と分娩の状況に合わせて、胎児心拍モニタリングを必要に応じて適宜施行いたします。
  • 胎児心拍モニタリングの状況は外来にも無線で飛んでおり、院内で多くの産婦人科医がその様子を観察しており早期の異常発見に努めています。
  • 当院では近隣の分娩施設よりハイリスク妊婦の母体搬送などを積極的に受け入れています。妊娠高血圧症候群の方や糖尿病などの合併症のある方は安心して受診してください。
  • 当院では本年12月より無痛分娩を開始いたしました。麻酔科医と協力し安全な分娩を目指します。ご希望のある患者様は外来担当医にご質問ください。
  • 当科ではCOVID-19感染対策としてこれまで立ち合い出産を制限してまいりましたが、2月末より再開しました。当院通院中の妊婦さんで立ち合い出産をご希望される方は外来受診時に担当医または看護師までご質問ください。

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帝王切開について

  • 緊急帝王切開でも麻酔科によりお母さんの全身管理が行われます。
  • またどんなに順調な経過をたどっても、お産には突然の緊急事態が潜んでいます。当院は豊富な人員を確保しており産婦人科医9名(うち産婦人科指導医/専門医 3名)、小児科医6名が常勤として勤務しております、緊急で帝王切開になった場合も麻酔科医の厳重管理の下で手術が行われます。また近医から要請された場合には緊急帝王切開も随時受け入れており万全の受け入れ態勢を整えています。

産褥管理(分娩後管理)

  • 当院では原則として分娩の翌日に小児科医による赤ちゃんの診察を実施しております。お母さんのお腹から初めて外に出た赤ちゃんは、突然の環境の変化により様々なストレスがかかります。当院では赤ちゃんの些細な変化もより早く気付けるように努めています。
  • 当院の特徴は保健指導(沐浴や育児など)を個別に行なっているところです。周りを気にせずそれぞれのペースに合わせて、ストレスのない環境で覚えていただきたいと考えています。

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